どんな水なの?
(前回の続き)
凄く気になり、ペットボトルを箱から出して何か書いていないか探します。
1箱目の箱のすみにマジックで書いたような、記号と字があります。
『↑』と『スイ』と書いてあります。
スイからまた妄想をし始めます。
2箱目に入っているペットボトルも、全て取り出します。
そして、1箱目と同じように何か書いてないかを調べます。
今度は、箱の裏面にもマジックで書いたような字があります。
『↑』と『スイス』と、書いてあります。
でも、ペットボトルの中身が本当に水なのか気になり、勝手にペットボトルに口をつけてしまいます。
口の中に含んだ水を流しに、吐いてしまいます。
そして、水道水で口をゆすぎますが、やっぱり気になり、もう一度ペットボトルに口をつけます。
もう一度、流しに吐いて口をゆすごうとしますが、蛇口を捻っても一滴たりとも出てきません。
水道を止められたようで、もう一度ペットボトルに口をつけますが、あることを思い出します。
それは、今口をつけているペットボトルは隣人からの預かり物だということです。
無味無臭の水が入った他のペットボトルから、飲んだことを知られないようにします。
この水を隣人に返すことに決め、隣人の部屋のチャイムを鳴らします。
隣人が部屋から出てきて、「良かった、ちょうどこれから取りに行こうと思ってたところだったんです。
(部屋の奥に向かって)スイスイが来たよ!」と言うと、小人大の2人の男が現れ、部屋の中に持っていきました。
自分の部屋に戻りますが、スイスイのことが気になり、もう一度隣人の部屋に向かうために自分の部屋から出ます。
部屋の前が何故か、砂漠化しています。
隣の部屋も、外の世界も全てが砂漠と化しています。
(次回へ続く)